うご八かやぶ㐂の食事で提供するお米は、すべて直営農園で私たちが無農薬で育てたものです。
現在の米作りでは、雑草の除草剤や病気予防、害虫予防の薬(=農薬)が必須です。これらはとても便利ですが里山の生態系を貧弱にしてしまいます。痩せ細った生態系から生み出される土は、それもまた力強いものではありません。
私たちが目指すのは、種類も数も豊かな生態系が息づく里山です。微生物がたくさんいて、水生生物がそれを食べ、昆虫が田んぼの上を飛びまわり、鳥がそれを餌にし、小動物が駆けめぐる。田んぼを囲む里山にはたくさんの植物が生い茂り、その林をカモシカが優雅に歩いている。そして、それぞれのフンや死骸や落ち葉などの豊富な有機物が菌類に分解されてまた土に戻っていく。
里山に生きるすべての生き物たちの活動がこの里山ならではの土を作り、その土の育む稲がこの里山の風景を閉じ込めた実(米)をつける。
私たちがお客さまに味わっていただきたいのはそんなお米です。甘い、美味い、味が濃いだけじゃなく、味わうほどに滋味深くて里山のテロワールが感じられるお米。
それが農薬を使わない理由です。


